2005年09月06日 |
昭電、液晶ガラス・ガラス基板用の酸化セリウム研磨材を値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は6日、液晶ガラスやハードディスク用ガラス基板の表面研磨用酸化セリウム研磨材について、10月納入分から価格改定の実施を決めたと発表した。 液晶ガラスやハードディスク用ガラス基板の市場は、情報家電製品の需要伸長から拡大を続けているが、これに伴いガラス基板の表面研磨に使用される酸化セリウム研磨材需要も増加している。 しかし、主原料である中国産酸化希土の価格が昨年後半からすでに20%以上値上がりし、中国政府による増値税の輸出還付(13%)の停止などもあって、事業採算が悪化している。これまでは合理化等のコストダウンに努めてきたが、原料の安定確保及び製品の安定供給体制を維持するためには製品価格に転嫁せざるを得なくなったとしている。 値上げ幅は「ショウロックスR」(乾粉タイプ)がキログラム当たり60円 、「ショウロックスR V」(スラリータイプ)同12円で、10月納入分から実施する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1125979172.doc |