2005年09月06日
ナフサの日本向けスポット価格が反落
4日ぶりに600ドルの大台を割り込む
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 トン当たり600ドル台の超高値に張り付いていたナフサの日本向けスポット価格が週明けにようやく500ドル台に戻った。

 今週明けの契約ならびにオファー価格はトン当たりC&F590ドル強となった模様。先週水曜日に、それまでの570〜580ドルのレベルから一気に607〜608ドルに跳ね上がり、金曜日にはついに613〜614ドルという未曾有の高値に達したC&F/ジャパンだが、市場が強く反発したため4日振りに600ドル割れとなった。

 日本ならびに極東向けに先行する北西欧向けのCIF価格も週明けに570ドル強に下がっている。先週末に比べると16〜17ドルの下降となる。

 いずれも先週末の原油のスポット相場の反落に連動するかたちとなっている。ただし、わが国の大手商社やエチレンセンターの多くは、今後ナフサのスポット相場が急落することは原油の当面の需給バランスから推して考えにくいとしている。