2005年09月06日
中国のPE袋輸出、7月も引き続き活発
米・日向けを中心に前年同月の18%増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国によるポリエチレン袋の輸出は7月も引き続き活発であった。同月の総輸出通関数量は8万7,835トンで、前年同月の実績を17.6%上回っている。この結果、今年1月から7月までの総輸出数量は前年同期より13.0%多い55万5,400トンとなった。大型エチレンセンター1基分に相当する規模だ。

 7月の最大の輸出先は依然として米国で、前年同月比24.7%増の2万5,975トンとなっている。これに次ぐのは日本の同29.7%増の1万8,412トンであり、以下は香港の同30.0%減の8,320トン、英国の同49.0%増の8,319トンなどとなっている。米国と日本の両国が引き続き圧倒的多数を占めているが、アンチダンピング提訴を準備中といわれるEU諸国向けが高い伸びを遂げている点が注目される。

 1〜7月の累計もトップ米国で前年同期比15.4%増の14万8,664トンとなっている。それに続くのは日本で、同27.3%増の11万8,616トンに達している。伸びの高さでは、EU諸国が目を引く。