2005年09月07日
日本ユニカーも樹脂値上げを表明
10月1日出荷分からキロ25円引き上げ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ユニカー

 日本ユニカーは6日から、ポリエチレン需要家各社に対してポリエチレンならびにエチレンコポリマーの価格を10月1日出荷分からキログラム当たり25円引き上げるとの説明を開始した。

 値上げの対象は、LDPE、L-LDPE、メタロセンポリエチレン、EVA、EEAのうちかねてからナフサ価格スライド制を採用している電線被覆用品種を除く全品種。

 上げ幅をキロ25円と設定したのは、現在の販売価格の平均がナフサ1キロリットル当たり3万5,000円見合いのレベルにとどまっているのに対して、10〜12月期のナフサ価格が同4万7,000円となる見通しになってきたことと、ヘキセンをはじめとする副原料が世界的需給の逼迫と原料の高騰によって急上昇してきたことによると説明している。ヘキセンの高騰分としてはキロ3円を織り込んでいる。

 同社の場合も、すでに値上げを表明済みの日本ポリエチレンやプライムポリマーと同様にこの2年で今回が6度目の値上げとなる。