2005年09月08日
経産省、ブリヂストンサイクルに「事実関係の公表」など4項目指示
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:ブリヂストン

 経産省は、ブリヂストンサイクル(服部毅社長)が販売している中国製幼児自転車のハンドブレーキに、法令違反のアスベストが含まれていた問題で、8日、同社に対し「引き続き事実関係を究明し、その結果を公表する」など4項目をあげて対応を指示したと発表した。
 
 中国製自転車の輸入は、同社以外の会社でも行われており、同種の問題がほかにも出てくる可能性があるため、同省では社団法人・自転車協会、日本チェーンストア協会などを通じて、緊急に実態を把握するよう指示した。
 
 ブリヂストンサイクルに対する指示項目は以下の通り。
(1)引き続き事実関係の究明を行い、その結果の公表に努める
(2)現在販売している該当の自転車については、流通段階にあるものを含めて、代替品と交換する
(3)問い合わせに対応できるような体制の整備等消費者への対応に万全を期す
(4)代替品との交換をできるだけ早急に行うとともに、その状況を報告する

 なお、今回ハンドブレーキの無償交換対象となった自転車台数は以下の通り。
 ・「エコキッズ」 :約3,900台
 ・「ワンパク」  :約6,500台
 ・「シティレディ」:約4,300台
 ・「KIX」     :約800台
 ・「キティ」   :約4,000台