2005年09月12日 |
PSPの出荷、8月は再び前年を上回る |
主力のトレー反の4.5%増が寄与 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が12日に集計したところによると、同シート(PSP)の8月の出荷数量は9,060トンとなった。前月比は0.7%減だが、前年同月に対しては逆に0.9%の増加となっている。7月の出荷数量は4ヶ月振りに前年を割り込み、このため先行きが警戒されていたが、実際には小幅ながらも再びプラス成長に戻った。 この結果、今年1月からの累計は7万4,190トンとなった。前年同期の実績を0.4%上回っている。重量ベースでは前年の横並びということになるが、PSP各社の努力で製品の薄肉化が進んでいるので枚数ベースでは前年を上回っていると見られる。 8月の出荷数量が前年同月を上回ったのは、最大消費分野のトレー反の出荷が7月のマイナス成長(前年比0.7%減)から一転して4.9%増となって、ラミネート丼用とラミネート一般用の不振をカバーしたため。一般反用は3.6%増と引き続き順調な伸びを遂げた。 一方、1〜8月の累計がわずかとはいえ前年同期を上回ったのは、一般反用の需要が活発で6.3%増とこの種の製品ではめずらしく高い伸びを遂げたため。トレー反用はほぼ横並びの0.3%減となっている。 PSPの品種別8月出荷数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1〜8月計。 ▽トレー反 4,040(104.9%) 32,540(99.7%) ▽一般反 1,990(103.6%) 16,500(106.3%) ▽小計 6,030(104.5%) 49,040(101.8%) ▽ラミ丼 2,210(93.6%) 18,990(98.3%) ▽ラミ一般 820(96.5%) 6,480(96.3%) ▽小計 3,030(94.4%) 25,470(97.8%) ▽合計 9,060(100.9%) 74,510(100.4%) |