2005年09月15日 |
三菱化学、カネボウ子会社の株式譲受で合意 |
越前ポリマー完全子会社化、カネボウ合繊のA-PETシート事業も |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:カネボウ、三菱化学 |
三菱化学は15日、カネボウの要請に応えて、カネボウが所有する越前ポリマー(石永芳雄社長)の株式を譲受け完全子会社化すること、さらにカネボウ合繊(清末健太郎社長)からA-PETシート・機能性樹脂の営業を譲受けることで合意し、契約締結したと発表した。株式、営業の譲受は9月30日付で実施される。 越前ポリマーは、福井県鯖江市に本社・工場があり、ポリエステル樹脂やフィルム、同樹脂製品であるA-PETシートなどを生産。資本金706百万円で、現在三菱化学が80%、カネボウが20%所有し、それぞれ製品を引き取ってきた。 三菱化学は、越前ポリマーを完全子会社化することで、今後は四日市工場と並ぶ国内ポリエステル樹脂の生産拠点と位置付け、同事業の一層の基盤強化を図る。 一方、カネボウ合繊から譲受するA-PETシート及び機能性樹脂事業は、いずれも三菱化学グループが現在展開中の事業だが、今後は規模・技術面でシナジー効果が期待できるとして入る。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1126772303.doc |