2005年09月16日 |
4−6月期の産業活動指数、プラスチック製品が上昇 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省が発表した4−6月期の産業活動分析によると、化学工業(除医薬品)の生産は前期比4.1%の低下と、2期ぶりの低下となった。化粧品、石けん・合成洗剤・界面活性剤、合成ゴム、プラスチックなどが減少し、塗料・印刷インキ、化学肥料が増加した。 合成ゴムは複数の工場で定修が行なわれたことから前期比7.0%の低下と2期ぶりの低下となった。 出荷は、化粧品、化学肥料、プラスチックなどが増し、石けん・合成洗剤・界面活性剤、石油系芳香族などが減少したことから0.0%の横ばいとなった。 プラスチック製品工業の生産指数は、生産資材関連、土木建築用資材関連、消費資材関連がすべて増加したことから、前期比0.7%と3期ぶりに上昇した。出荷も土木や消費資材関連が増加したことから同0.7%と3期ぶりの上昇となった。 プラスチック製品の生産を用途別にみると、生産資材関連では中空成形容器のうち、清涼飲料向けのPETボトルが好調に推移し、前期比4.0%と3期ぶりの増加。中空成形以外の容器も運搬用パレット及び工業用・食品用コンテナの増加などから同1.6%と3期連続の増加、また合成皮革は自動車向け内装用などの増加から同0.7%と4期連続の増加となった。 消費資材関連では、発泡プラスチック製品が食品用スチレンペーパーなどが増加したことから前期比1.2%と2期ぶりに増加となった。 同省では、4−6月期の産業全体の活動を全産業活動指数(2000年=100)でみると、前期比0.3%の上昇となり「全業活動指数は横ばい傾向にある」と分析している。 |