2005年09月16日
樹脂サッシの設置の補助金交付に多数が応募
今年度は前年の2.4倍に、合計196件が認定
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:NEDO

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は住宅の省エネ推進策の一つとして、各種の省エネ機器や省エネ施設を住宅に新設する市民を対象に今年度の補助金(費用の3分の1補助)交付の公募を実施したが、これに対して樹脂サッシによる窓の設置を計画中の多数の市民が応募、前年度を大幅に上回る数の市民が補助金の交付を受けることが確定した。
 
 NEDOが今年度の補助金交付の対象に取り上げることにしたのは、国が推進する「平成17年度住宅建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」の規定に沿って市民が実施する「断熱リフォーム」と「ヒートポンプ冷暖房などの空調・給湯機器や太陽光発電等の機器の新設」案件。これに対しては合計1,143件の応募があり、公募要件に適合する1,126件の中から合計901件が対象に認定された。
 
 このうちの「断熱リフォーム」に関しては、樹脂サッシと複層ガラスによる“省エネ窓”の設置計画がほとんどを占め、有効応募件数は241件、補助金交付の認定件数は196件に達した。同制度の適用初年度の昨年度における有効応募件数は102件、交付認定件数は90件であったが、今年度は有効応募件数が2.4倍に、そして認定件数が2.2倍へとともに大きく膨らんだ。この点については、関係省庁の担当者の多くが、樹脂サッシによる窓の持つ優れた断熱・省エネ効果が海外のみならずわが国の市民にもきちんと評価されるようになってきたことの表れと分析している。