2005年09月21日
三菱ガス化と三菱化学、多価アルコール合弁事業化
【カテゴリー】:経営(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:三菱化学、三菱ガス化学

 三菱ガス化学と三菱化学の両社は21日、多価アルコールのネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン及びエステルグリコール事業を共同運営するため、11月1日付で合弁会社「ポリオールアジア」を設立すると発表した。
 
 多価アルコールは、主に合成樹脂塗料向けに使用されているが、このところ需要は好調で、とくに環境負荷の低い水性ウレタン、UV樹脂、ポリエステル粉体塗料樹脂向けに急増している。
 
 合弁会社設立後は、三菱化学がブチルアルデヒド、三菱ガス化学はホルマリンをそれぞれ合弁会社に供給し、生産設備をもつ三菱ガス化学が合弁会社の委託を受けて製品を生産する。製品は全量三菱ガス化学が販売する。
 
 三菱化学はブチルアルデヒドの安定的な販売が可能となり、三菱ガス化学は原料の調達から製品販売まで一貫体制を確立することで、多価アルコール事業の事業基盤・国際競争力を強化することができる。

【合弁会社の概要】
(1)社名 :ポリオールアジア株式会社
(2)社長 :上石邦明(現:三菱ガス化学執行役員、天然ガス系化学品カンパニー有機化成品事業部長兼任)
(3)本社 :所在地東京都千代田区丸の内二丁目5番2号
(4)資本金 :5千万円
(5)出資比率 :三菱ガス化学66% 三菱化学34%
(6)事業内容 :多価アルコール(ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、
エステルグリコール)の製造・販売
(7)営業開始日 :平成17年11月1日予定
(8)年間売上高 :約100億円

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1127278718.pdf