2005年09月21日 |
昭和電工、カーボンブラックの昭和キャボット 合弁解消 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は21日、米・Cabot Corporation(キャボット)とのカーボンブラック事業の合弁解消を決め、同日、昭和キャボット社に関する合弁終了契約を締結したと発表した。 昭和キャボットは、資本金18億円(両社50:50)で、千葉と下関に計年産13万6,000トン能力のカーボンブラック工場をもち製造・販売してきた。規模は国内第3位、約20%のシェアを保有している。ただ同業界筋によると、タイヤメーカーの生産好調から需要そのものは堅調だが、体質的に高い収益性が確保しにくいとされてきた。 成長戦略分野への集中化を急ぐ昭電の戦略と、世界規模でカーボンブラック事業の強化をめざすキャボット社の経営方針が合致しての合弁解消となった。合弁の解消は、昭電が保有する昭和キャボット社全株式(1,800千株)を有償減資する方法で行われる。これによる昭電の業績への影響は軽微。 なお合弁解消後、昭和キャボット社は「キャボットジャパン」に社名変更し、キャボット社の100%出資会社として運営される。 【昭和キャボット社の概要】(平成16年12月31日現在) ◇名称 :昭和キャボット株式会社 ◇本店所在地 :東京都港区浜松町1-7-3 ◇代表者 :取締役社長 三村 猛 ◇資本金 :1,800百万円 ◇総資産 :12,902百万円 ◇売上高 :12,868百万円 (平成16年12月期) ◇株主 :昭和電工50%、Cabot International 50% ◇従業員数 :128名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=3905 |