2005年09月22日 |
日立製作所、大気中で動作する「有機アクチュエータ」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日立製作所 |
日立製作所は22日、有機材料を用いた、軽くてやわらかい「有機アクチュエータ」を開発したと発表した。 アクチュエータとは、モーターやエアシリンダ、油圧シリンダ、ピエゾなど、動力を発生する装置や物質のことで、モーター駆動によって大きな動力を発生するものや、モーターを伴わずに伸縮動作を行なうものなど多くの種類がある。 今回開発した技術は、炭素ナノ粒子を混合した導電性有機材料に、電機信号を与えてジュール熱を発生させ、その熱膨張による材料の伸縮変形を利用するもの。大気中で数ボルト〜数十ボルトの低電圧で動作させることができる。 また軽量で柔らかく、小型化するための加工もしやすい。医療機関やマイクロロボットなど、さまざまな産業分野への応用が可能。将来は人工筋肉などへの応用にも道を拓くと期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1127372800.pdf |