2005年09月27日
PPフィルムの出荷、8月は6ヶ月振りの前年超えに
OPPは前年割れが続くも、CPPがかろうじてカバー
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が27日に明らかにしたところによると、PPフィルムの8月の出荷数量はOPPが1万9,354トン、CPPが1万1,576トンの計3万930トンとなった。
 
 OPPは前年同月を2.0%下回ったが、CPPは逆に4.3%増えており、その結果トータルでは0.3%の増加となった。
 OPPは6ヶ月連続の前年割れとなった。最大消費分野の食品包装向けは2.3%増となり3ヶ月振りに前年同月を上回ったが、繊維・雑貨向けと工業用・その他が引き続き不調であったのが響いた。
 一方のCPPは3ヶ月振りの前年同月超えとなった。出荷の大半を占める食品包装向けが4.3%増となったことによるもの。
 
 こうした結果、今年1月から8月までの累計はOPPが16万6,318トン、CPPが9万7,431トンの計26万3,749トンとなった。前年同期の実績に対比すると、OPPは2.2%減、CPPは0.3%減、合計は1.5%減ということになる。食品包装向けは、OPPが11万8,752トンで同0.1%増、CPPが8万2,485トンで同0.3%減となっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1127810992.tif