2005年09月30日
ナフサの国際スポット相場、引き続き高止まり
C&Fジャパンはトン580ドル台が続く
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 原油の国際スポット相場同様に、ナフサのスポット価格も各地で高水準に張り付いたまま推移している。

 わが国の商社や石油・石油化学企業などが今週に入って国際市場で契約しているC&F価格は、トン当たり580ドル台の小幅変動となっており、前週の平均とほとんど変わっていない。

 北西欧のCIF価格も同じく580ドル台における小幅の上下動となっている。

 需要は、アジア地域の石油化学企業の相次ぐ定修や、米国の石化工場のハリケーンの襲来による操短などが影響して全体に縮小傾向にある。しかし、原油高が足を引っ張っているため今後もナフサ価格の下降は期待できないというのが関係者に共通した見方となっている。