2005年09月30日

三井化学、EPTの生産能力大幅増強

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三井化学

三井化学は30日、EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー)及びこれを主原料とするオレフィン系熱可塑性エラストマーの需要が世界的に拡大しているため、メタロセン触媒技術を用いた世界最大規模の新鋭大型プラントを新設すると発表した。千葉市原工場内に総投資額200億円をかけ年産7万5,000トン設備を新設する。06年8月着工し、完成は07年10月の予定。 ＜新設計画の概要＞ 1. 製品: EPT(エチレン・プロピレン・ターポリマー) 2. 商品名: 三井EPT 3. 製造設備: 三井化学市原工場内(千葉県市原市) 4. 生産能力: 75千トン/年 5. 技術: 自社技術(メタロセン触媒技術) 6. 総投資額: 約200 億円 7. スケジュール: 着工2006年8月、完工2007年10月 　EPTは、耐候・耐オゾン性、耐熱・耐寒性、電気特性、耐化学薬品性に優れ、自動車部品、電線ケーブル、その他工業部品等に幅広く使用されているが、とくに最近はアジア地域で需要が急拡大している。これを主原料とするオレフィン系熱可塑性エラストマーも、環境配慮型材料として自動車内装材、建材等へ用途が拡がっている。 　同社は、現在、市原工場に年産2万〜2万5000トン能力のEPTプラントを2系列有しているが、新プラントの完成によりアジア最大のEPTサプライヤーとなる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1128064965.pdf