2005年10月03日 |
9月のナフサの契約価格、日本勢の平均は584ドル |
原油を上回るアップ率、8月の平均を約8%上回る |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
エチレンセンター筋の調べによると、わが国の商社や石油精製会社ならびに石油化学企業などが9月中に国際トレーダや産油国と契約したナフサ価格(C&F価格)の平均は、トン当たりおよそ584ドルとなった模様。 月初はこの数年の最高値の600ドル超えでスタート、その後は小幅の反落が続いて第3週明けには550ドル台まで下降したが、直後に再び上昇して最後の第4週は580ドル台を上下するかたちで9月を終えた。 9月の平均価格を8月の平均に比べると約8%のアップとなる。一方の原油の9月の平均価格のアップ率はWTIを例に取ると約1%にとどまっている。これまでは、ナフサ価格の上昇率が原油のスポット相場のそれをを下回るパターンが続いてきたが、9月は大きく様変わりした。9月はエチレンプラントの定修が皆無で、過去数ヶ月に比べるとエチレン生産活動が全体に活発であったことや、先高を読んで多めにナフサを手当てするところが出たことが要因ではないかと見られている。 |