2005年10月06日
三井化学、ドイツにコンパウンド新会社
ポリマーシミー社と合弁 年産1万5000トン
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は、自動車、建材、食品包装材などに使用されるコンパウンド事業を日米欧の世界3拠点で展開中だが、欧州での需要拡大に対処するためドイツの有力コンパウンドメーカーであるPolymer-Chemie(ポリマーシミー)社と新会社を設立することで合意したと6日発表した。
 
 新会社は社名「Sun Alloys Europe GmbH 」(サンアロイ ヨーロッパ)で、資本金200万ユーロ(両社折半出資)。工場はフランクフルト市郊外にある、ポリマーシミー社の工場敷地を利用、06年1月の操業開始をめどに年産1万5,000トン(5年後3万トン)設備を建設する。
 
 三井化学はこれまで自動車や建材、食品包装材用コンパウンド製品として、オレフィン系熱可塑性エラストマー「ミラストマー」や、接着性ポリオレフィン樹脂「アドマー」などの高機能製品を開発しグローバル展開してきた。需要は好調で世界規模で拡大しているという。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1128593435.pdf