2005年10月07日
エチレン生産量、9月は前年の15.2%増に
定修設備がゼロで8月に続いての前年超え
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省製造産業局が7日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、9月のエチレン生産量は64万2,200トンとなった。
 
 前月を1.8%、前年同月を15.2%それぞれ上回っている。8月に続いての今年3度目の前年同月超えである。前年同月を大きく上回ったのは、昨年9月に2基あった定修運休プラントが今年9月は皆無であったため。
 平均稼働率は96.9%であった。前月と前年同月をともに0.4ポイント下回っている。今年に入って最も低い稼働率となった。
 
 1月から9月までの総生産量は561万8,600トンとなった。前年同期比は100.1%である。8月までの累計は前年同期を1.5%下回っていたが、9月の定修の有無の差が大きく作用して1〜9月の累計は一気に前年同期並みまで上がった。なお、経済産業省製造産業局が昨年末にまとめた今年のエチレンの総生産見通しは前年比99.3%の758万トンとなっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1128656172.tif