2001年09月19日
経産省、「産学連携」補助事業で11件採択決る
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:東芝、日立製作所、経済産業省、NEDO

 経済産業省とNEDOは「産学連携」を促進するため、6月から7月にかけて補助事業の公募を行っていたが18日、バイオや超臨界など先端的な研究の実用化をめざす11件の採択を決めた。82件の公募の中から選んだ。

 大学の研究成果や技術シーズを産業界での実用化につないでいくのが補助制度のねらいで、研究開発終了後3年程度で企業化できる事業を公募していた。1件当たりの年間補助金額は1億円以内。補助率は3分の2以内となっている。 採択された11件は次の通り。

◇日立製作所(東京都千代田区)
 可搬型心臓疾患検査用小型磁気計測システム
 筑波大学
◇田辺アールアンドデイー・サービス(大阪府淀川区)
 必須アミノ酸の輸送抑制による新規悪性腫療治療法の開発
 杏林大学
◇トキメック(東京都大田区)
 高精度ウェアラブルモーションセンサーの実用化
 東北大学
◇豊和(岡山県倉敷市)
 超臨界二酸化炭素による繊維・産業資材の染色加工技術実用化開発
 福岡大学
◇アルバック(神奈川県茅ヶ崎市)
 大型Ca卜CVD装置の製作とその大面積薄膜形成技術の開発
 北陸先端科学技術大学院大学
◇明電舎(東京都中央区)
 VCBの高電圧、大容量化による環境低負荷形開閉装置の開発
 名古屋大学
◇安川電機(北九州市八幡西区)
 急性期リハビリテーション用ベッドサイド型下肢運動療法装置の開発・実用化
 九州大学
◇ミノルタ(大阪府中央区)
 マイクロマシニング技術を応用した無痛採血、無痛ドラッグデリバリーシステムの実用化開発
 立命館大学
◇東芝(東京都港区)
 回転型位相調整機を用いた再生可能エネルギー有効利用実用化技術
 東京工業大学
◇トーキン(宮城県仙台市)
 フツ化物アイ・セイフ・レーザーの作製技術開発
 東北大学
◇ジエンコム(東京都町田市)
 新規蛋白質機能解析用蛋白質チップ及びその解析システムの開発
 早稲田大学