2005年10月11日 |
川澄化学とクラレ、生体適合性に優れた「高機能型透析器」開発・販売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:川澄化学、クラレメディカル |
川澄化学工業(本社:東京都品川区、冨尾一郎社長)とクラレメディカル(本社:東京都千代田区、堀井秀夫社長)の両社は11日、共同開発した高機能型透析器「エバブレン(R)EK」が医療機器として製造承認を取得したため、11月から国内・海外向けに販売開始すると発表した。(医療機器製造承認番号:21700BZZ00333000) わが国透析器市場は、約40%を占める高機能型透析器の割合が今後はさらに高まると見られているが、両社が従来から販売しているEVOH「エバール(R)」膜透析器は、生体適合性に優れ、活性酸素の産生、炎症反応が抑えられるなどの特徴をもっていた。 今回共同開発した「エバブレン(R)EK」は、これらの特徴とともに、有害蛋白物質除去性能を向上させた高機能化を実現した。また、血管内皮細胞に似たミクロ不均質構造を有し、親水化剤を必要としない中空糸膜なので、溶出物が少なく、過敏な透析患者にも使用できるなどの利点がある。 透析器は、川澄化学工業三重工場(大分県豊後大野市三重町)、中空糸膜はクラレメディカル倉敷事業所(岡山県倉敷市玉島)でそれぞれ生産する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1129000992.pdf |