2005年10月12日
茶屋産業とクラレ、超高輝度無機EL発光材料を共同開発
【カテゴリー】:新製品/新技術(経営)
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレと茶谷産業(本社:大阪市中央区、茶谷康弘社長)の両社は12日、茶谷産業が世界に先駆けて発明した超高輝度の無機EL(エレクトロルミネッセンス)青色及び白色発光材料の開発を加速するため、両社で共同開発を開始したと発表した。

 茶谷産業が発明した無機EL発光材料は、従来のEL材料の性能をはるかに超える超高輝度・長寿命を達成している。

 本発明の超高輝度・長寿命の青色の無機ELは、コーティング法により面光源として使用できるため、超薄型、大面積が生かせる壁掛けテレビなどのディスプレイへの利用や、現在環境的に問題となる水銀が使われている照明用途への応用などが期待できる。

 両社は、まず薄型TVに不可欠な液晶ディスプレイ用バックライトの白色光源の製品化に向けて共同開発を行ない、2006年秋のサンプル出荷を目指す。将来的には、各種照明光源・フルカラーディスプレイ用発光材料も視野に入れて開発に取り組む。

 なお、この超高輝度無機EL発光光源は2005年10月19日〜21日にパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2005」で一般公開する。

【茶谷産業株式会社の概要】
◇社長 :茶谷康弘
◇本社 :大阪市中央区安土町1-8-15 TEL 06-6271-5321(代表)
◇資本金 :3億1000万円(2005年3月末)
◇事業内容 :自動車、タイヤ、産業用設備・機器、物流・荷役機械、電気・電子機器、工具・鉄製品、木材、建設資材、生活関連用品、食品等の輸出入並びに国内取引合成繊維・合成樹脂・化学品などの製造販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1129103683.pdf