2001年09月18日
米・FPCのHDPE第2号機も稼動へ
1号機と合わせて年産40万トン増える
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 大手商社筋によると、米・FPCの子会社のフォルモサプラスチックがこの7月に建設した年産25万トン能力のHDPEプラントが近く本格稼動に入る見通しとなった。

 同社は、FPCが同85万トン能力のエチレンプラントを増設するのに合わせてHDPE2系列とPP1系列を増設する工事に着手し、7月に相次いで完工していた。うち、HDPEの同15万トン能力の1系列は7月からただちに操業に入っていたが、より大型の第2系列は稼動が遅れたままとなっていた。この装置が本格稼動すると、同社のHDPEの総生産能力は年間63万トンとなる。
 ただし、米国でもポリオレフィン全体の需要は低迷状態にあるといわれている。このため同社も生産調整が必要と見る関係者が多い。また、エチレンプラントについてもしばらくは低率操業を続けることになるとの見方が一般的だ。