2005年10月19日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
EPSの9月の出荷、前年比94%と不振 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
水産用の不振で7〜9月計も前年比92.7%に | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
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発泡スチレン工業会が18日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の9月の総出荷数量は1万6,013トンとなった。前年同月の実績を6.0%下回っている。4ヶ月連続の前年同月割れである。 9月の出荷が引き続き前年を下回った最大の要因は、最大消費分野である水産用(魚箱)の需要が依然として低調で前年比5.9%減となったことにある。これで同分野向けは5ヶ月連続の前年同月割れとなった。今年に入ってから前年を上回ったのは4月だけ。しかも4月の伸び率はわずか0.3%であった。 水産用の不振が響いて全体の7〜9月の累計も前年同期を大きく下回る結果となっている。同期の総出荷数量は4万6,403トンで前年を7.3%下回っている。うち水産用は7.9%減で、他の分野以上に縮小幅が大きい。 1月から9月までの累計も水産用の低迷が足を引っ張って全体が前年同期を下回っている。総出荷量は13万3,371トンで、前年同期比は5.5%減となっている。うち水産用は6.8%の減少となっている。もっとも、他の需要分野も主要用途が軒並み前年割れとなっており、新用途開拓が業界全体の大きな課題として改めてクローズアップされている。 EPSの出荷の9月の実績は別表の通り。
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