2005年10月24日 |
タキロン、生分解性「骨接合材料」欧州向けに本格輸出 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:タキロン |
タキロンは24日、自社開発した「生分解性骨接合材料」の製造・販売に関する認可を欧州で取得(CE Mark)したため、EU市場向けに輸出展開すると発表した。 新開発した骨接合材料は、吸収性ハイドロキシアパタイト(HA)粒子と、生分解性ポリ乳酸との複合体で、商品名「オステオトランス」。骨との生体活性をもっているため、骨折した場合接合などに使用すると、体内で分解・吸収されて自然に骨に置き換わる。 海外で骨接合材を製造・販売するには、日本で厚生労働省の認可が必要なように、欧州ではCE Mark、アメリカではFDAの認可が必要だが、タキロンは8月に欧州でCE Markを取得した。また10月にはスイスの医療用具メーカーであるMedartis社への輸出を開始、欧州の口腔外科病院向けに販売を開始した。 タキロンでは今後同商品を欧州15カ国を手始めに、整形、口腔、形成、脳外科の各分野にわたる骨接合材として輸出していく方針。3年後の海外売上高10億円をめざす。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1130140154.doc |