2005年10月28日 |
3Qの輸入ナフサ価格、3万7,100円にアップ |
9月が4万円の大台に、1985年秋いらいの高水準 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(市況、実績/統計) 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省が28日に集計した9月の輸入通関速報によると、ナフサの9月の総輸入通関数量は218万1,906キロリットル、総輸入金額は889億8,884万円となった。1キロリットル当たりの加重平均価格は4万785円となる。 同月の平均単価は、前月を4,525円(12.5%)上回っている。前年同月に比べると、9,573円(30.7%)もの上昇となる。ドル単位のスポット価格の高騰によるもの。 月間平均の輸入価格が4万円の大台に乗ったのは、1985年9月の4万2,602円いらい。当時の為替は1ドル=238円であった。現在は115円なので、いかに9月の輸入価格が割高かがはっきり現われている。 これに伴い、今年第3・四半期(7月〜9月期)の総輸入数量は638万3,838キロリットル、総輸入金額は2,367億1,808万3,000円となった。1キロリットル当たりの加重平均単価は3万7,081円となる。1985年第3・四半期の3万7,400円いらいの高水準である。 これを基準とする同期の国産ナフサ価格は平均3万9,100円となる見通し。前年の平均を2,200円(6.6%)、前年同期を7,800円(24.9%)それぞれ上回る。3・四半期連続の上昇である。 |