2005年10月31日
「学校エコ改修」の支援対象校が決定
今年度は合計10の小・中学校に補助金交付
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省が今年度から新たに実行に移すことにしている校舎のエコ改修支援事業の対象校がこのほど決定した。

 同事業は、校舎の温熱性能を向上させることによって二酸化炭素の排出量の削減を図るとともに児童生徒の学習環境の改善を実現するのを目的に、改修・改築期を迎えた校舎の改修を資金面で支援しようというもの。
 
 具体的な手法としては(1)校舎全体の断熱・遮熱、窓のペアガラス化等躯体の省エネ(2)植樹、壁面・屋上緑化など(3)太陽光発電等の自然エネルギーの導入の3つのアイテムが候補に挙げられている。
 
 同省では、樹脂サッシ窓と外断熱工法の採用が積極的に推進していきたい候補の一つだと説明している。1校当たりの最大1億円、補助率2分の1を特別会計から補助していくことにしている。

 具体的な改修計画の取りまとめに当たっては、各地域の建築・設備業者や地域住民による「学校エコ改修検討会」を設置して11月以降に意見調整を促していく考え。

 今回対象に決定したのは以下の10校。▽北海道黒松内町の黒松内中学校▽岩手県水沢市の水沢小学校▽宮城県栗原市の金成中学校▽東京都荒川区の第七山峡田小学校▽長野県高森町の高森南小学校▽愛知県西春町の西春中学校▽岐阜県高山市の北小学校▽兵庫県神戸市の多聞東中学校▽高知県野市町の野市小学校▽福岡県北九州市の曽根東小学校。