2005年11月01日 |
協和発酵 中間決算、化学品は増収益 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:協和醗酵 |
協和発酵の松田譲社長は1日記者会見し、05年度中間決算の概要と今後の見通しなどを語った。中間決算は連結売上高1,773億円、純利益76億円で前年同期比減収減益となった。 同社長は「医薬品では花粉症薬が伸長したが、流通提携品イトリゾールの売上減が響いた。バイオケミカルのアミノ酸は国内外で市況が軟化した。化学品は原料高に伴う製品価格の引き上げもあり増収益となった。食品関連は前年並みを維持した」と説明した。 化学品事業は売上高412億円(前年同期358億円)、営業利益19億円(11億円)だった。とくに主力の溶剤、可塑剤原料は出荷数量は横ばいだったが売上高が増加した。通期予想は、売上高、利益とも前回公表(7月25日)数値を据え置く。 開発中の新薬として、抗悪性腫瘍剤や中枢神経系薬など10品目の現状を紹介した。期待の大きい「KW-6002」(パーキンソン病薬)については「臨床試験も進んでいるので06年半ばには米国FDAと欧州で申請したい」と語った。 【協和発酵・中間期(連結)業績】単位:百万円( )は前年同期比増減% ◇売上高 177,332(△1.6) ◇営業利益 12,302(△21.5) ◇経常利益 14,385(△10.6) ◇当期純利益 7,594(△18.3) ◇1株当たり純利益 17.95円(21.60円) 単位:億円 ◇売上高 3,600 ◇営業利益 260 ◇経常利益 270 ◇当期純利益 150 |