2001年09月17日
PS、SMとも8月も減産を継続
国内向け出荷はいずれも引き続き前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会の集計によると、PSとSMの8月の生産量はいずれも前年同月を大きく割り込んだ。PSの生産量は8万1,729トンで前年同月の実績の19%減、SMは22万8,323トンで同14%減となっている。両製品そろっての対前年同月比減は3ヵ月連続となった。
 
 一方の出荷も、両製品ともに前年同月をかなり下回った。PSは7万7,868トンで同15%減、SMは23万7,750トンで同9%減となっている。生産同様に3ヵ月連続してのそろっての前年同月割れとなった。PSは内需も輸出も前年同月を下回っている。しかしSMは、内需が14%減となったのに対して輸出が6%増と前月に続いてのプラス成長となっている点が注目される。
 
 PSの内需は6万7,259トンで前年同月の12%減となっている。全ての分野がマイナス成長だが、メーンの包装用は7%減と縮小幅が最も小さい。SMの内需の中では不飽和ポリエステル向けが7%増となっている点が目を引く。8月の実績の詳細は別表。