2005年11月08日 |
中国の汎用樹脂の輸入、9月も多くが前年超えに |
日本品はPVCだけがトップシェア、他は低ランク |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計) 【関連企業・団体】:なし |
中国による汎用樹脂の9月の輸入通関数量は、8月に続いて多くの樹脂が前年同月の実績を上回った。合計7品目のうち、LDPEとPVCホモポリマーの2品目を除く5品目が前年同月超えとなっている。全体に上期の低迷状態とは様相が変わりつつあると言ってよさそう。 うち日本品は、7品目のうちの4品目が前年同月を上回っているが、LDPE、PS、PVC-Hの3品目は引き続き前年を割り込んでいる。また、総輸入数量に占める比率はPVCホモポリマーこそトップを維持したものの、他はPP-H、PP-C、PSの3品目が第5位、LDPEが第6位、HDPEが第7位といずれも中位にとどまり、L-LDPEに至っては第11位という低位に後退している。 日本品がトップをキープしたPVC-H以外の6品目については、マレーシアがLDPEで、サウジアラビアがL-LDPEで、韓国がHDPE、PP-H、PP-Cの3品目で、そして台湾がPSでそれぞれ引き続きトップを維持している。 全体の1〜9月の累計は、7品目のうちの4品目が前年同期を上回っているが、LDPE、PS、PVC-Hの3品目は上期の低迷のせいで依然として前年同期を割り込んでいる。日本品は、LDPE、HDPE、PS、PVC-Hの4品目が前年同期を下回っている。シェアは、PVC-Hの第2位が最高で、他はPP-HとPP-Cが第5位、LDPEが第6位、PSが第7位、L-LDPEとHDPEがともに第10位となっている。 中国による汎用樹脂の9月の輸入通関数量は別表の通り。 【関連ファイル】 中国の汎用樹脂の9月の輸入 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1131403775.xls |