2005年11月08日
アステラス製薬、米テラバンス社の抗生物質ライセンス契約
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は8日、米国の医薬品会社テラバンス社(カリフォルニア州 )と、同社が開発中の抗生物質「テラバンシン」について、日本を除く全世界で独占的に開発、製造及び販売するライセンス契約を同日締結したと発表した。

 契約内容の詳細は公表していないが、アステラス製薬は総額で221百万ドルの一時金と、製品の販売に応じてロイヤルティーを支払う。

 「テラバンシン」は、脂質化グリコペプチド系抗生物質で、細菌の細胞壁合成を阻害するとともに細胞膜透過性の増大作用をあわせ持っており、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を含むグラム陽性菌による感染症治療における新しい選択肢として期待されている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1131421030.pdf