2005年11月10日
「学校エコ改修」の地方検討会がスタートへ
環境省が高知県野市でもメンバーの公募を開始
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省は今年度から全国の小中学校の校舎のエコ改修と環境教育を支援していくことにして先に当面の支援対象校10校を決定したが、これら10校それぞれに個別の実行プログラムが必要なため各々の具体的な実行計画を取りまとめることを目的とする検討会「学校エコ改修検討会」と「環境教育検討会」をスタートすべくメンバーの公募を開始した。
 
 このうちの「学校エコ改修検討会」は、地域の建築・設計事業者や保護者さらには行政担当者等の参加を得て、校舎の温熱性能の向上のための改修の具体策を検討していく使命をもつもの。環境省ではその内容に沿った改修が実施されるケースに対して1校当たり最大1億円の補助金を交付することにしている。補助率は50%。環境省では、樹脂サッシ窓の採用も推進の対象に取り上げたい考え。
 
 同省では、すでに2日に公募を締め切った愛知県西春町(西春中学校)に加えて現在3地域でメンバーを公募中。北海道黒松内町(黒松内中学校=締切期限は11月11日)、長野県高森町(高森南小学校=同14日)、高知県野市町(野市小学校=同18日)--の3地域。残り6地域についても順次公募していく予定。