2005年11月11日 |
新日鐵化学の2層CCL、新たにCOF向けグレード開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:新日鐵化学 |
新日鐵化学は、携帯電話のヒンジ部および小型LCD周辺向け2層CCLに加え、このほど大型LCDをはじめとする液晶ドライバー用のCOF(チップ・オン・フィルム)分野向け新規グレードを開発、同分野へ本格進出した。 新規ポリイミドによるCOF用「エスパネックス」は、透明性に加え、低吸湿性、寸法安定性、微細加工性に優れた特徴を活かしつつ、狭い筐体への折り曲げ実装を可能とする低弾性化を実現した。COF向けには、これまでスパッタ法による2層CCLが主流となっていたが、新規ポリイミドの開発により、それと同等以上の評価を得られたことから、本格的な生産・販売を開始した。 COF向け2層CCLの需要は、大型液晶テレビの市場拡大によって大幅な伸びが見込まれており、このため同社は2008年をめどに、同市場における50%以上のシェアを目指す。 ニュースリリース参照(製品写真も) http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4103 |