2005年11月14日
三井化学 タイのPTA第3号プラント 営業運転入り
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:三井化学
SMPC3号機

 三井化学は14日、タイ国の連結子会社Siam Mitsui PTA Co., Ltd.(SMPC)が、ラヨン県マプタプットに完成した、高純度テレフタル酸(PTA)のNo.3プラント(年産50万トン能力)がこのほど営業運転を開始したと発表した。
 
 工事は04年3月の着工以来順調に進み、本年8月には完工、9月初めからテスト運転に入っていた。
 
 SMPCのPTA生産能力は1〜3号機合わせて年産140万トン。1999年のNo.1プラントの稼動開始から6年間でアセアン地域最大となった。
 
 アジアのPTA需要は、ポリエステル繊維及びPETボトル等の原料として年率7%の伸長が期待されており、今回のプラント増設はこうした需要の伸びに対応した。
 
【Siam Mitsui PTA Co., Ltd.の概要】
◇本社:1 Siam Cement Road, Bangsue, Bangkok 10800, Thailand
◇社長:津崎 明
◇設立:1995年9月
◇資本金:28億バーツ(約78億円)
◇出資比率:三井化学 49%、CCC 49%、SMH Co., Ltd. 2%
◇事業内容:PTAの製造、販売
(注) CCC:Cementhai Chemical Co., Ltd. (Siam Cement 100%出資の石油化学会社)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1131944142.pdf