2005年11月14日
ウィンテックとポリプラ、環境対応型難燃PBT樹脂を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術(環境/安全)
【関連企業・団体】:ウィンテックポリマー、ポリプラスチックス

ウィンテックポリマー(掛谷泰行社長)とポリプラスチックス(神村安正社長)の両社は14日、EUの「RoHS」にも対応できる、新しい難燃PBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂の開発に成功したと発表した。

 PBT樹脂は、成形加工特性、機械的・電気的物性に優れ、自動車・OA・電気電子機器向け部品の構造材料として使われているが、最近は安全規格や環境規制の強化などから、市場ではグローバルな規格・規制に合致するデファクトスタンダード材料を望む声が高まっていた。

 ウィンテックポリマーは、Ticona グループと共同で問題解決に取り組み、このほど、次世代難燃PBT樹脂のグローバルスタンダードに位置づけられる「ジュラネックス・XFRシリーズ」の開発に成功した。

 (1)ノンハロゲン難燃剤使用により、WEEE/RoHS、各国環境ラベルに対応した(2)グレードラインナップが充実し従来の難燃PBT樹脂と同等の成形加工特性をもつ(3)電気火災安全性が従来の標準グレードより1〜2ランクアップした(4)オールカラー着色が可能で耐光変色性も大幅に改善した、などの特徴をもっている。 

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1131954672.doc