2005年11月15日 |
SMの10月の出荷も前年の13%増の高水準 |
国内向けの低迷を輸出の大幅増でカバー |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
SM(スチレンモノマー)の出荷は10月も前年同月を大きく上回った。日本スチレン工業会が15日に集計したところによると、同月の総出荷数量は29万9,902トンで、前年同月を13%上回った。これで5ヶ月連続の前年同月超えとなった。 ただし、国内向けは16万2,154トンで前年同月を7%下回っている。最大消費分野のPS(ポリスチレン)やEPS(発泡スチレンビーズ)、さらにはABS樹脂など多くの誘導品の生産量が引き続き前年を下回る状態が続いていることによる。今年1月以降のすべての月が前年同月割れとなっている。 それにもかかわらず10月も総出荷数量が前年を上回ったのは、輸出が引き続き活発で前年同月を大きく上回ったから。10月の輸出量は13万7,748トンとなり、前年同月を49%上回った。これで輸出の前年同月超えは8ヶ月連続となった。 一方の生産量は26万6,798トンで前年同月を2%上回った。しかし、出荷量を大幅に下回っており、このため月末在庫は前月末よりさらに18%減った。在庫率は前月よりさらに0.1ポイント縮小して0.2ヶ月分となっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1132027746.pdf |