2005年11月15日
帝人ファイバー、紫外線カットのポリエステル原糸開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

 帝人ファイバーは、特殊な断面を持つポリエステル原糸「ウェーブロン(R)」を開発し、透けないカーテンなど、インテリア分野を中心に展開してきたが、このほどさらに原料ポリマーの改良によって紫外線カット機能を加えた新素材「ウェーブロンUV」を開発した。
 
 新規ポリマーには、酸化チタンのような無機微粒子を使わず、特殊な紫外線カット剤を共重合させて開発した。このため染色のさいに鮮明な色が出る。また微粒子の反応によってポリエステルの強度が弱まるなどといった課題も解決した。
 
 用途として、カーテン、ブラインド、パーテーションなど。近くテスト販売を開始するが、販売計画として06年度300トン(3億円)、08年度には800トン(8億円)の売上を目ざす。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4122