2005年11月15日
PSPの出荷、10月も前年をわずかに下回る
トレー反は順調な伸び、ラミ丼が不振
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が15日に集計したところによると、同シート(PSP)の10月の出荷数量は1万70トンとなった。今年4月の1万50トンいらい6ヶ月ぶりに1万トンの大台を超えた。しかし前年同月に対しては1.3%減ということになる。9月に続いての前年同月割れである。
 
 わずかながら前年同月を下回ったのは、ラミネート丼向けが8.5%もの縮小となったため。最大消費分野のトレー反向けは1.6%増え、また、ラミネート一般向けも10.3%増となったが、ラミネート丼向けの落ち込みをカバーするまでには至らなかった。
 
 この結果、今年1月から10月までの出荷の累計は9万4,430トンとなった。前年同期比は0.2%減なのでほぼ横並びということになる。一般反向けは5.3%増と順調な伸びを遂げているが、トレー反向けが0.9%、ラミネート丼向けが3.0%、ラミネート一般向けが1.5%それぞれマイナス成長となっている。特にラミネート丼向けの不振が大きく影響しているといえる。
 詳細は別表の通り。


PSPの05年10月の出荷数量  単位はトン 10月の出荷実績 単位はトン
品種 10月 前年比 1〜10月計 前年比
トレー反 4,020 101.6% 40,570 99.1%
一般反 2,080 100.0% 20,740 105.3%
小計 6,100 101.0% 61,310 101.1%
ラミ丼 3,010 91.5% 24,810 97.0%
ラミ一般 960 110.3% 8,310 98.5%
小計 3,970 95.4% 33,120 97.4%
合計 10,070 98.7% 94,430 99.8%