2005年11月16日 |
昭和電工、酢酸・酢酸ビニルの生産能力を増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は16日、大分工場の酢酸および酢酸ビニルの生産能力増強を発表した。現在、年産10万トンの酢酸を13万トン、同じく12万トンの酢酸ビニルを17万5,000トンに増強する。06年上期のコンビナート定修時に実施。これにより東南アジア地区におけるアセチルチェーン(酢酸・酢酸ビニル・酢酸エチル等)の競争優位をより確かなものにする。 同社は、自社開発したエチレン直接酸化法プロセスで酢酸を生産しているが、このほど触媒の改良と運転条件の最適化によって触媒の長寿命化を達成した。これにより、酢酸の生産能力は30%増の年産13万トンを実現する。 また、酢酸ビニルは、生産工程のボトルネック解消と触媒の改良により現行能力比46%増の年産17万5,000トンとなる。 同社は、アセチルチェーンでは、独自技術でコンパクトかつ副産物発生の少ないプロセスを確立し、競争優位を実現した。今後も、大分コンビナート、徳山事業所、昭和エステリンド・インドネシアの3生産拠点体制により、積極的な事業展開を図る。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1132106037.doc |