2005年11月16日 |
ストックホルム条約追加5物質、リスクプロファイル案作成 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省化学物質管理課は、先にジュネーブで開催された残留性有機汚染物質(POPS)に関するストックホルム条約に基づくPOPS検討委員会で、条約への対象物質の追加が提案された5物質について、次回会合までに対象物質への追加に値する健康・環境影響があるかどうかを検討するための文書(リスクプロファイル)案を作成することが決ったと発表した。わが国からは北野大・淑徳大学教授が出席、今後はリスクプロファイル案の作成に、わが国としても積極的に貢献していくとしている。 追加が議論されたのは (1)クロルデコン(農薬) (2)リンデン(農薬) (3)ペンタブロモジフェニルエーテル(プラスチック難燃剤) (4)ヘキサブロモビフェニル(プラスチック難燃剤) (5)パーフルオロオクタンスルホン酸(撥水撥油剤、界面活性剤) の5物質。 今後のスケジュールは、第2回会合(06年)で、条約対象物質への追加に値する健康・環境への影響の有無について検討し、第3回会合(07年)以降、社会経済的な情勢を考慮し締結国会議への勧告について検討する予定となっている。したがって、条約対象物質への追加について検討・決定するのは08年以降になるとみられる。 |