2005年11月16日 |
PVCの対中輸出価格、11月分は890ドルに |
10月分をさらに25〜30ドル上回る |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:大洋塩ビ |
大洋塩ビによると、PVCの11月の中国向け輸出価格はトン当たりCFR890ドルに決った。 10月の価格をさらに同25〜30ドル上回るレベルでの決着となった。これで、同社の中国向け輸出価格は、6月の同700〜720ドルをボトムに5ヵ月連続の引き上げが実現したことになる。信越化学やカネカなど他のPVCメーカーもほぼ同じレベルで交渉をまとめたようだ。 11月も引き続き底上げを実現できたのは、原料価格の上昇分の転嫁を認めるよう強く迫ったことによるもの。ただし最近は、中国国内のカーバイド・アセチレン法のメーカーが汎用品種のシェアの拡大に必死となってきているため数量面では縮小を余儀なくされたもよう。 |