2005年11月17日
樹脂サイディング業界がQ&Aパンフを発行
樹脂サイディングの特徴や施工例等を紹介
【カテゴリー】:行政/団体(原料/樹脂/化成品、環境/安全)
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)と樹脂サイディングの販売企業3社(信越ポリマー、ゼオン化成、三菱樹脂)で構成する「樹脂サイディング普及促進委員会」はこのほど、「樹脂サイディングQ&ABOOK」を編集・発行した。
 
 これは、長寿命住宅に最適な外装材として最近各地で人気を集めはじめてきた樹脂サイディングの歴史や特徴、さらには実際の施工例や環境適性などをQ&A方式で分かりやすく紹介したもの。建築関係者だけでなく一般市民も容易に理解できるように編集されている。A-5版の16ページ。基礎編、技術編、環境編で構成されている。
 
 樹脂サイディング(塩ビサイディング)は、1965年に米国で製造が開始されていらい米国とカナダで大きく広がり、それぞれの国の普及率は米国が50%、カナダが70%に達している。日本での販売開始は大きく遅れて1996年から。この年の施工家屋はわずか30棟であった。「北米や西欧と異なり樹脂サイディングの存在とその優れた機能が世間に全く知られていなかったから」(佐々木慎介・同委員会代表)だが、2000年代に入ってからは樹脂サイディング固有の特徴が次第に世間に知られるようになり、それに伴って採用件数が順調に増えてきている。同委員会では、08年度には採用棟数が2万棟に達すると予想している。