2005年11月17日 |
EPSの出荷、10月も前比98.9%と低調 |
1〜10月の累計も5.0%減の低水準 |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会が17日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の10月の出荷数量は1万6,291トンとなった。前年同月の実績を1.1%下回っている。これでEPSの月間出荷数量は5ヶ月連続の前年同月割れとなった。 これに伴う1月から10月までの累計は14万9,662トンとなった。前年同期を5.0%下回っている。 10月の出荷が引き続き低水準にとどまったのは、最大消費分野の水産向けが3.2%減って6ヶ月連続の前年同月割れとなったのに加えて、ブロック向けが2.3%、農業向けが8.9%それぞれ縮小したため。うちブロック向けは10ヶ月連続の前年割れとなった。反面、その他成型品向けは5.4%、また家電向けは4.2%それぞれ前年同月を上回ったが、出荷全体を大きく押し上げるまでには至らなかった。その他成型品向けは4ヶ月ぶりに、また家電向けは5ヶ月ぶりに前年同月を上回った。 1〜10月の累計が前年同期を下回った最大の要因は水産向けが6.5%減となったのと、前年と前々年に順調な伸びを遂げたブロック向けが一転して8.9%もの縮小となったことにある。このままいくと、EPSの今年の総出荷数量は04年の1.8%増から再びマイナス成長に戻ることになる。 【関連ファイル】 EPSの10月の出荷数量 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1132197725.xls |