2005年11月21日 |
昭和電工、カーエアコン用新型熱交換器 販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は21日、カーエアコン用熱交換器事業で、性能の優れた新型コンデンサー(冷媒の液化器)"NRT (New Refrigerant Tube) スリー"を開発し、販売開始したと発表した。 8月にフルモデルチェンジしたスズキのエブリィに搭載されたほか、国内外の自動車メーカーが来年以降モデルチェンジする車種に搭載を決めているという。 「NRTスリー」は、チューブおよびチューブ内の回路を形成する方法として、従来の押出加工に代えて、高速ロールによる圧延加工を行なったアルミ板を折り曲げ接合(ロールフォーミング加工)する方式を採用し、従来品に比べ20%以上の高性能化を実現した。 特徴は以下の通り。 (1)複雑かつ精密な回路形成が可能となり、冷媒の伝熱面積が極大化し、液化効率が向上した。 (2)押出加工では限界だったチューブの薄型化(1.1ミリ)を実現し、コンデンサーを小型化した。 (3)薄型化により回路の内容積が小さくなり、冷媒の使用量が減少した。 (4)フィンの薄肉化やヘッダーの細径化、および高性能化によりコンプレッサーの負荷の低減を実現し、自動車の軽量化・省エネルギー化にも貢献した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1132544728.doc |