2005年11月21日
ナフサの国際スポット相場が下降
先週の日本勢の契約価格はC&F500ドル強
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が各地で軟化速度を早めてきた。原油のスポット相場の下降に連動してのもので、日本の大手商社や石油企業等が国際スポット市場で先週中に契約した価格の平均はC&Fでトン当たり500ドル強となったもよう。プレミアムを加算した場合の平均でも510ドルていどに下がったと見られている。

 1週間前に比べると20ドル弱、1ヵ月前に比較すると60ドル強の値下がりとなる。北西欧のCIF価格は471〜472ドルとなっており、これも1週間前に比べると14〜15ドルの大幅下降となる。

 もっとも、最近は円安が急速に進んでいるので、現在の契約分がわが国に到着する来年1月末から2月中旬のCIF価格は直近のドルベースの価格ほどは下がらない可能性が大きい。