2005年11月21日 |
三菱ガス化学、ブルネイにメタノール大型生産計画 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:伊藤忠商事、三菱ガス化学 |
三菱ガス化学(MGC)は21日、ブルネイで大型メタノールプロジェクトを推進するため、伊藤忠商事及びブルネイのBrunei National Petroleum Company(本社:ブルネイ・ダルサラーム国)との間で、合弁会社設立に関する契約を締結したと発表した。 今後詳細な事業化調査を行なった上で、08年第3四半期の生産開始をめどに日産2,500トン(年産85万トン)の大型プラントを建設する。製品メタノールは日本を含むアジア市場に輸出する。 MGCと伊藤忠は、2003年ブルネイ政府が経済の多様化、産業の近代化を目的に公募した石油・天然ガスの下流産業開発計画に対して、共同メタノールプロジェクトとして応募し昨年8月、同政府から候補プロジェクトの選定を受けた。 このため3者間で合弁会社、天然ガス供給、メタノール販売及びメタノールプラントの運営に必要となる諸設備・ユーティリティーなど、主要な条件についてフィージビリティ・スタディを行なってきた。 【合弁事業の概要】 (1)出資比率 :MGC 50%、PetroleumBURUNEI 25%、伊藤忠商事25% (2)生産能力 :日産2,500トン(年産850,000トン) (3)生産技術 :三菱( MGC/MHI)メタノールプロセス (4)事業立地 :ブルネイ・ダルサラーム国スンガイ・リアング工業地区 (5)天然ガス供給者 :Brunei Shell Petroleum Company Sdn Bhd(BSP) (6)製品引取権者 :MGC (7)最終決定時期 :2006年第3四半期 (8)建設完了時期 :2008年第3四半期 (9)商業生産開始 :2008年第3四半期 (10)資金調達方法 :国際協力銀行を中心とするプロジェクトファイナンス (11)従業員数 :120〜130名(現地採用従業員) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1132560000.pdf |