2005年11月24日 |
旭化成と三菱ガス化学、シンガポールで変性PPEパウダー大幅増強 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ、三菱ガス化学 |
旭化成ケミカルズ(AKCC)、三菱ガス化学(MGC)の両社は24日、シンガポールにおける変性PPE樹脂原料(PPEパウダー)の生産能力増強を決めたと発表した。 能力アップするのは(1)AKCCの現地子会社である旭化成プラスチックスシンガポール(APS)とMGCとの合弁会社ポリキシレノールシンガポール(2)APS、の両社。06年7月の稼動を目指しPPEパウダーの生産能力を9,000トン増強する。これによりPPEパウダーの生産能力は年産39,000トンとなる。 変性PPEは、耐熱性、難燃性、寸法安定性、機械的特性などに優れ、家電・OA製品、自動車製品の好調を背景としてアジアを中心に需要が増大している。また日系ユーザーのアジアへの製造工場移転が加速していることから、同樹脂の安定供給が期待されている。 <能力増強計画の概要> (1)能力増強 :PPEパウダー 年産9,000トン(トータル能力39,000トン) (2)工場立地 :シンガポール共和国 ジュロン島 (3)稼動時期 :2006年7月 【現地会社の概要】 (1)PXS ◇社 名 :ポリキシレノールシンガポール(Polyxylenol Singapore Pte Ltd) ◇工場立地 :シンガポール共和国 ジュロン島 ◇事業概要 :PPEパウダーの製造 ◇生産能力 :30,000トン/年 (2005年11月時点) ◇出資構成 :旭化成プラスチックスシンガポール 70%、三菱ガス化学 30% (2)APS ◇社 名 :旭化成プラスチックスシンガポール(Asahi Kasei Plastics Singapore Pte Ltd) ◇工場立地 :シンガポール共和国 ジュロン島 ◇事業概要 :2.6キシレノール(PPEパウダー原料)及び変性PPE樹脂(ザイロンR)の製造・販売 ◇生産能力 :変性PPE樹脂 48,000トン/年 (2005年11月時点) ◇出資構成 :旭化成ケミカルズ 100% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1132806369.pdf |