2005年11月24日 |
ユニチカ、水蒸気バリア性能8倍の「生分解性ボトル」共同開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ユニチカ |
ユニチカは24日、プラスチック容器メーカーの平和化学工業所(本社:千葉県市川市、畠山和幸社長)と共同で、バイオマス由来のポリ乳酸樹脂テラマックを主成分とする、水蒸気をバリアする性能をもつボトル(商品名:バイオマスボトル)を開発したと発表した。 主成分のテラマックと汎用樹脂との多層構造からなり、これまでのポリ乳酸樹脂単独のボトルに比べて約8倍のバリア性能をもっている。これは、各種食品や薬品等の保存容器として実用化が可能なレベルとしている。 ポリ乳酸をはじめとする生分解性プラスチックは一般にガスバリア性に乏しく、用途開発上のネックとされているが、汎用樹脂との多層構造とし、接着層を改良することで、8倍のバリア性を持たせることに成功した。 今後は早期に事業化を図るが、ポリエステル分野の代替を中心に食品、薬品、化粧品、洗浄剤などの容器として需要開拓に力を入れていく方針。初年度1億円、3年後には4億円の売上げを目指す。 ニュースリリース参照 http://chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4150 |