2005年11月28日 |
ダイセル化学、中国でのキラルカラム事業を強化 |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:ダイセル化学 |
ダイセル化学工業は28日、中国でキラルカラム事業を強化するため「販売ルートの一元化」など、次の3本を柱とした事業戦略を展開すると発表した。 (1)販売ルートの一元化 従来複数のルートで販売していた商流を、中国での投資・ビジネスの拡大を図る目的で設立したダイセル(中国)投資有限公司が輸入権販売権を取得したことに伴い総販売代理店として一本化する。上海および北京に拠点を設置し06年1月から販売活動を開始する。 (2)テクニカルサービス拠点の設置 キラルカラムの販売には、最適なキラルカラムの選択に関する助言などテクニカルサービスが重要となる。現地に密着したテクニカルサービスを展開するため、ダイセル(中国)投資有限公司内の組織としてダイセルキラルテクニカルサービスセンターを設置する。 (3)研究拠点の設置 ダイセル(中国)投資有限公司と、中国科学院上海有機化学研究所(上海市)を設立者として、クロマト法キラル分析技術及びその分析技術のキラル合成への応用研究などを進めるため、上海有機化学研究所ーダイセルキラル分析技術合同研究センター(英文名 SIOC-Daicel Joint Lab in Chromatographic Chiral Analysis)を設立する。 【ダイセルキラルテクニカルサービスセンターの概要】 ◇設立予定:2006年1月 ◇所在地:中国科学院上海有機化学研究所、上海有機化学研究所‐ダイセルキラル分析技術合同研究センター内 ◇サービス内容:キラルカラムの適切な使用、保存方法、最適キラルカラム選択およびそのシステムの普及、キラルカラムによる光学純度測定 【上海有機化学研究所-ダイセルキラル分析技術合同研究センターの概要】 ◇設立者:ダイセル(中国)投資有限公司(ダイセル化学工業株式会社100%出資)、中国科学院上海有機化学研究所 ◇設立予定:2006年1月 ◇所在地:中国科学院上海有機化学研究所内 ◇研究内容:クロマト法キラル分析技術及びその分析技術のキラル合成への応用研究 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1133155237.doc |