2005年11月28日 |
旭化成ケミ、液体塩素、塩酸、次亜塩素酸ソーダ値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズは28日、電解製品である液体塩素、塩酸、次亜塩素酸ソーダの価格改定実施を決めたと発表した。12月1日出荷分からいずれもキログラム当たり5円値上げする。ただ、液体塩素は1トンボンベの場合キログラム当たり10円、50キロボンベの場合同100円となる。 電解ビジネスをめぐる事業環境はこのところさらに厳しく、重油・石炭・工業塩といった主原料価格の高騰に加えて、電力コストの上昇や輸送費、各製品における安全対策費用などインフラ面の負担がかさみ、採算悪化が深刻化している。 また需給面も、塩酸の場合は東ソー南陽工場の年間3万トンの外販からの撤退(塩ビ用の塩素源として回収)や、関東電化・渋川、セントラル硝子・川崎両工場の相次ぐ電解設備停止から極端にタイト化。次亜塩素酸ソーダも、旭硝子・北九州工場の電解事業からの撤退により慢性的にタイト状況が続いているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1133155362.doc |