2005年11月30日 |
10月の合成樹脂特恵輸入、サウジ・タイ両国 限度額超え停止 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省が30日発表した10月末の合成樹脂(項名13)特恵消化状況によると、輸入額の累計(4-10月)は111億2,487万円で、前月から10.7億円増加した。シーリング枠消化率は前月末の52.8%から58.5%に上昇した。 サウジアラビアとタイの両国は、国別限度額(38億円強)を突破し、11月16日付で特恵扱い停止となった。前年度サウジアラビアが限度額を超えて特恵停止となったのは12月、タイは年度末ぎりぎりの05年3月だった。新たにルーマニアから合成樹脂の輸入手続が行なわれ、特恵対象国は11カ国となった。 04年度と比較すると、昨年10月末現在の輸入額は73億円(消化率39%)だったので、今年は前年対比52%の大幅増加となる。また前年度輸入額が110億円台に到達したのは、年明けの05年2月末だった。今年度は4カ月早いスピードでシーリング枠が埋まりつつあるということになる。 【10月末の特恵輸入状況(項名13)】単位:1000円 ( )は9月末 ◇中国 1,169,115(1,046,287) ◇ベトナム 19,785(16,882) ◇タイ 3,911,675(3,600,747) ◇マレーシア 1,469,865(1,268,980) ◇フィリピン 145,395(128,237) ◇インドネシア 18,411(18,411) ◇インド 438,869(431,128) ◇イラン 3,173(3,173) ◇サウジアラビア 3,919,455(3,533,971) ◇ルーマニア 12,124(0) ◇ブラジル 5,906(5906) ◇合計 11,124,868(10,053,722) (注)「項名13」の05年度シーリング枠は190億2,220万円。一国当たり限度額は5分1の38億444万円。 |